主芽と副芽を見極める——未来の房を育てるための剪定作業

2026年4月25日土曜日

BKシードレス シャインマスカット ハイベリー ピオーネ ポートランド マスカット・ベーリーA 天山 藤稔

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 春が進み、ブドウの新芽が勢いよく伸び始めました。

この時期に欠かせないのが、主芽と副芽の選別作業です。

どの芽を残し、どの芽を落とすのか——毎年悩まされる、でも避けて通れない大切な工程です。

主芽と副芽を見極める——未来の房を育てるための剪定作業


■ 主芽と副芽、どちらを残すか

ブドウの新梢は、同じ節から複数の芽が動き出すことがあります。

その中で、より太く、勢いがあり、将来の房をしっかり支えられる芽を選ぶのが“主芽選び”。

  • 主芽:太くて勢いがあり、葉の展開も早い
  • 副芽:細く、成長が遅れがち
  • 判断基準:太さ・色・伸びのスピード・葉の大きさ

本当は全部残して、少しでも多くの房を期待したいところですが、

そこはぐっと我慢。

芽を欲張ると、結果的にどの房も小さくなり、樹勢も落ちてしまいます。

■ 剪定は“未来の収穫を選ぶ作業”

剪定で芽を落とす瞬間は、毎回少し胸が痛みます。

「この芽も伸びれば房がつくのに…」

そんな気持ちを押し殺しながら、鋏を入れます。


でも、これは“減らすための剪定”ではなく、残した芽に力を集中させるための剪定


ブドウは、限られたエネルギーをどこに使うかで収穫が大きく変わります。

だからこそ、今の判断が秋の房の大きさや甘さにつながるのです。

■ すくすく育つことを願って

選び抜いた主芽は、これから一気に伸びていきます。

太陽を浴び、風に揺れながら、房を支える強い枝へと育っていくはずです。


剪定を終えた棚を見上げながら、

「どうかこの芽が、今年の豊作につながりますように」

そんな願いを込めて、今日の作業を終えました。

■ おわりに

ブドウ栽培は、欲張らず、焦らず、見極めることの連続。

剪定はその象徴のような作業です。

落とした芽の分まで、残した芽がしっかり育ってくれることを信じて、

これからも丁寧に見守っていきます。

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